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第22話 失意の対価

アニメ「Pandora Hearts」 第22話の感想です



※ネタバレ注意です







(過去の出来事)
大嫌いなヴィンセントに、チェシャ猫の目を切られてしまい怒り狂うアリス。
ヴィンセントがアリスをいじめる理由とはいったい――…。




力を使いすぎて倒れてしまったブレイクが目を覚ます。


「…そうか、私はアホ公爵の元へ来て…」
「だれがアホ公爵じゃ」
「ああ失礼…アホ毛公爵の間違いでしたっけネェ…?」


そしてブレイクを心配するレイムさんは、


「あまり心配をかけるな」


……と、照れくさそうに上着を手渡しました。
レイムさん、本当に良い人ですっ!!

そんな中バルマ公は、自分が話したブレイクの過去についての続きを、ブレイク本人の口から話すよう促す。
しかしブレイクの気持ちを考えたオズは、ブレイクに確認しようとする。


「ブレイク…もしその話をすることで」

「なぁ~に遠慮してるんだか…このガキは――。
聞きたくてしょうがないクセにぃ…ガキはガキらしく、
自分のことだけ考えてればいいんですョ」



そしてブレイクは、深淵の果て(アヴィス)で何があったのか……
過去を語り始める――。


奪われた左目…死の足音…そして、いるはずのない小さなヴィンセントと、ギルバート。
ブレイク(ケビン)は、目の前で繰り広げられる光景を全てを見ていた。

黒かったはずのアリスの髪の毛が白い…。
そんなことよりも、死んだはずのアリスがどうしてここに……?
パニックに陥るヴィンセント…一方、アリスも――…。


「なぜあなたがここにいるのよ…ヴィンセント!!」


大嫌いなヴィンセントが何故か目の前にいる。
泣き喚くアリス――そして、時計の針が3時になり……?


「いけないっ、もうお茶の時間だわ!」


チェシャ猫や人形たちとお茶会の準備をするアリス。
そしてあとは、ジャックが来るのを待つだけのはずだった。
しかし……?


「ねぇアリス…いいことを教えてあげようか…?
ジャックはね、ここには来ないよ。彼はきっともう…死んじゃってるよ」



ヴィンセントが、サブリエで見たという血だらけのジャック。
そして、サブリエが壊れたこと…自分とギルがこんな目にあっているのも、
全てアリスが悪いのだと言うヴィンセント……。
一方、それらの話を全て嘘だと言い張るアリス。

そして、歪み出す空間――。

全てを目の当たりにしたブレイク(ケビン)は、自分がここに来た目的を思い出し始める……。


「アヴィスの意志よ!!
この右眼がほしいのだろう!? それがおまえの望みならばくれてやる!!
手でも足でも…おまえが望むものを奪うがいい!!
だから…だからどうか過去を変えてくれ!! おまえの力で!!」





……ここまでが、ブレイクが話した過去だった。
この話を聞いて、不思議に思うオズたち。

何故100年前の世界に、ギルとヴィンセントがいたのか……。
どうしてアヴィスの意志は、自分のことを「アリス」と名乗っているのか…
そして、何故ジャックのことを慕っていたのか。

バルマ公の話によると、バルマ家に代々受け継がれる書物の中に、
ジャックの手記があり、その中に「アリス」という名の人物の事が書かれているという。

ジャックの手記によると、アリスはバスカヴィル家の手により幽閉されていて、その理由は不明。
ジャックの目には、アリスはただの幼くて非力な少女にしか見えなかった。
しかし、何度もアリスと会っていくうちに、ジャックは「違和感」を感じ始めた――。


「君は誰だい?
…君は、私の知っているアリスではないね?」


「そうだ…私はおまえのよく知るアリスではない。
だがな…私もまたアリスだ! 私とあついは魂同士が結ばれた存在。
その繋がりを使って、あいつは一日の半分を深淵からこちらへとやって来るんだよ」


彼女達は、同一にして異なる存在。
人の腹の中で育ち、アヴィスで産み落とされ、
今もなお深淵の鎖に繋がれ続けている――双生児である。


……それ以外はただ、後悔の念が綴られているだけだったというバルマ公。
そしてバルマ公は、アヴィスと繋がりを持ったここにいるアリスと、
まだ全ての情報を話していないブレイクをパンドラへ連れて行こうとする。
しかし、そんなバルマ公の前に立ちはだかるオズの姿が……。


「…どけ、ベザリウスの子」
「どきません」
「意外じゃのう。汝がそこまでこの男に入れこんでおるとは…」


そしてオズの表情が一変し……?


「はっはっはっ…やな言い方をしないで頂きたい。…簡単なことです、
ブレイクよりもあんたの方が50倍はむかつくんだよ!」


焦るレイムさんをそっちのけに、バルマ公にまだまだ刃向かうオズ。
そしてオズに、攻撃しようとするバルマ公……。
しかし、そんなバルマ公に拳銃を、刀を向けるギルとブレイクの姿が…!



…そして、オズたちはバルマ公の元を去った。


「わぁぁー…どうしたらいいんだかわかんねぇー!」


あまりにすごい話ばかり聞かされて、頭が追いつかない。
混乱するオズとギルバート。
しかし、アリスは……?


「…とりあえず、腹ごしらえだ。何か文句あるか?」


頬っぺたを赤くした可愛いアリスさんの意見で、ひとまず帰ってご飯を食べることに…!

……と、その前に、ブレイクにお礼を言うオズ。
礼など必要ないと言うブレイクだったが……


「でも…ブレイクにとっては、あまり口にしたくない話だった…」
「あのね…私は違法契約者で…」
「だから? オレ達が互いを利用し合う関係だって言ったのはブレイクじゃん」


そんなオズたちの会話に反応したアリスさんが……


「お互いを利用……それはつまり、同志ということか!?」


……変なスイッチが入ってしまったアリスの言葉の意味がよく理解できないブレイク。


「まぁいい! このアリス様が特別に教えてやろう!
それはつまり――"なかまということだ"!」


笑顔でブレイクに飛びつくオズ。
そして、照れながらも一生懸命ブレイクに飛びつくギル……。


「…あー…一言いいですか…
こういう馴れ合い…すっげえウザイんですケド…」




こうして、オズたちは馬車に乗り、バルマ家を後にした。
そして馬車の中で、自分の過去を詳しく話し始めたブレイク……。


「私の本名はケビン=レグナードと申しマス」


ブレイクは、幼い頃からシンクレア家に仕えていたという。
そのシンクレア家の事を知っていたオズ。


「かつて一族全員が、対立する貴族の手で皆殺しにされた家だ…」
「そう…でもそれは、正しくもあり、そうでなくもあり…」


ブレイクは、真実を語り始めた。


ある日ブレイクが、シンクレアのお嬢様と屋敷を離れていた間に、
族の手によってブレイクの主は殺されてしまった。
そして、後悔ばかりがブレイクを襲った……。


「何故主のそばにいなかったのか…
何故もっと周りの貴族どもの動きに気をつけていなかったのか…」



そんな時、ブレイクの元に現れたのは……


「過去を変えたいのか…?」


チェインだった……。


あとは、バルマ公が話した通りだというブレイク。


「…そこまでしても、過去を変えることはできない…」


…と、囁くオズに意外な言葉が返って来た。


「いいえ…私は過去を変えました。
彼女は…アヴィスの意志は、私の願いを聞き届けてくれたのです」



アヴィスの闇に飲み込まれたブレイク(ケビン)が、次に目を覚ましたのは――
レインズワース家が管理するアヴイスの扉の前だった。
しかもそこは、ブレイク(ケビン)が生きていた時代よりも、30年以上も後の世界だった。

…そして過去は変わっていた。
ブレイクの主は、族に襲われることなく生きのびる事が出来た。
しかしその数年後…オズが言う通り、シンクレア家は対立する貴族に皆殺しにされ、すでに潰えていたのだ。


「私が過去を変えなければ、シンクレアのお嬢様だけは生き続けられたはず…」



そう語り、自分がお嬢様を殺した…と、後悔するブレイク。
そんなブレイクにオズは……



「でも…っ! そんなの誰にもわからないことじゃないかっ…!」


そしてギルは……


「おまえは…アヴィスの意志を憎んでいるんだな…」

「もちろん…憎んでいましたよ。
でも…そんなのは逆恨みでしょう…?
彼女にそうさせたのは私なのです」


主人のためと言いながら、自分のことしか考えていなかった…。
自分が楽になりたいだけだったと言うブレイク。


「でも…自分のためだけに生きていける程、人は強くないとオレは思うよブレイク」


オズは優しく語り出し始めた。


「ブレイクは…もしかしたらオレが思ってるよりもずっと弱い人なのかもしれない。けど…自分で思ってるよりはずっと…ずっとずっと、強い人だってオレは思うよ」


そしてブレイクが振り返る。


「人は『誰かのため』に生きることで強さを得る。
ならば何が正しいのか、何に心を留めるべきなのか…
それはきっと『誰かのために』を『言い訳』にしないことです。
手に入れたものがどんな答えであれ、それが…己で選んだ道ならば――」






……ということで、ブレイクの素敵な言葉で終わった第22話
パンドラって、本当に名場面が多いですよね!!

しかしあのバルマ公がオズを攻撃しようとしたシーン!!
それを止めたギルとブレイク…すごくかっこよかったです

ちなみに原作では、バルマ公を「ルー君」と呼ぶ、
シェリル=レインズワース様が止めたんですよ…

前回の第21話で、シェリル様の登場がなかったので、
「誰がルー君を止めるの!?」って思ってましたが、まさかこんなかっこいいシーンになるとはっ!!

そしてずっと楽しみにしていた、オズとギルがブレイクに馴れ合うシーン。
感激して「わぁ~このシーン
」なんて言って、一人で深夜に喜んでいました(笑)
ちなみに、原作にあるその後のシーンがカットされていたのはちょっとショックでしたが……



…今回の第22話で丁度、原作でいうと8巻の半分くらいまで終わりました。

そしてそして…見ましたか…次回予告……!?
『違法契約者の取り締まりに参加してみては?』…って!?
……はい、第23話からアニメオリジナル突入ですね。

…ということは、私の楽しみにしている9巻のオズとギルのあのシーンはアニメではやらないということですか

そんなことよりも、あと3話でちゃんと終われるのかがかなり不安です

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