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アニメ「Pandora Hearts」 最終回(第25話)の感想です




※ここからは、ネタバレ注意です






レインズワース家にやって来たオスカー叔父さんは、
オズに、ベザリウス家に帰ろうと提案する。

しかしオズは、どうしても父親のことを気にしてしまい、自分の家に帰る気にはならなかった。

そんな事を、オスカーに察しられてしまうが……


「おまえを苦しめてきた父…ザイ=ベザリウス公爵は、もう…いない」


オズは、オスカーのその言葉を聞いて唖然としてしまう。
オズの父・ザイ=ベザリウスは、オズの成人の儀の日を境に姿を消してしまい、
今でもザイ=ベザリウスは行方不明であるのだと……。


そんな衝撃の事実を知ったオズは、アリス・ギル・オスカーたちと共に、馬車でベザリウス家へ戻ることに――。



一方、オズたちが行ってしまい、物静かになってしまったレインズワース家では……。


「何を考えていますの? ブレイク?」

「おっと失礼。…いえね、先日見たオズ君のことですよ」


それは、大型チェインがアリスに攻撃しようとしたところを、オズが止めた時のことだった。


「やはりオズ君は…アヴィスの全てを掌握する存在…」

「ですが…何故オズ様が、そのような力を…?」


サブリエの悲劇の真相は、まだ闇の中――。
しかし一つだけ解っていることは、アヴィスはジャックに特別な感情を抱いていること。
だからアヴィスは、ジャックの生まれ変わりであるオズに耳をかすのではないだろうか……。

そしてオズは、アヴィスの意志を手に入れるための鍵…ではなく、
オズをアヴィスに捧げることによって、バスカヴィルたちは、
アヴィスの何かを変えようとしていたのではないだろうか――。
そう推測するブレイク。



その頃、オズたちはベザリウス家へ到着していた。

懐かしそうに屋敷を眺めるオズ。
そして、オズはあの場所で立ち止まってしまった……。

…そう、オズが父親に「汚らわしい」と言われてしまったあの場所で。


「あの日…この家で、オレは父さんの想いを知った…」


そんな父親が、どうして行方不明になってしまったのか――。
そう心の中で思うオズ。



そして夕食の時間――。

ザイ=ベザリウスの行方が不明な今…ベザリウス家を守るには、
すぐにでもオズが当主になるべきであると話すオスカー。
しかし問題は、ザイ=ベザリウスがチェインのグリフォンと契約したまま消えてしまったことだった。
アヴィスへの扉を守護するチェインと契約していればこその四大公爵なのだから……。

その話を聞いて、初めて父親がチェインと契約していたことを知ったオズは、
そのチェインの姿がどんな姿なのかとオスカーに尋ねる。

「昔からおまえの後ろにいる」…そう言われ、後ろを振り返るオズ。
そしてオズの後ろの壁には、グリフォン……そう、オズをアヴィスへ落としたチェインの姿が描かれていたのだ――。

思わぬ真実を目の当たりにし、その場から逃げ出すオズ。
全てを知っていたギルは、オズを呼び止めるが……


「悪いけど…一人にしてくれないか…」



そう言い残し、オズは部屋に篭ってしまった。



そして、別の部屋で話をしていたアリスとギルの前に、なんとブレイクが現れた。
オズが部屋から出てくるのを待つしかない……。
しかし、アリスは……?


「もう待ちくたびれた!我慢の限界だ!!」


そう言って、アリスはオズの部屋へ飛び込む。
そこには、窓辺に佇むオズの姿が……。

オズは父親に、何故自分の存在を全否定されなければいけないのか…。
理由が思い当たらない……そしてオズの気持ちは爆発する――。


「俺はいったい何なんだ!? 何故否定されなきゃいけないんだっ!
オレはオレだ! オズ=ベザリウスだ!!」


自分は、ジャックの生まれ変わりではない。
アヴィスの意志なんて、自分には何の関係もない。


「オレは…何なんだよ…」

「それを探すんじゃなかったのか?…私と。
おまえは言った…私たちは自分の姿を追い求める仲間だと。
あの言葉は嘘か?」


そしてアリスは、オズのもとから去ってしまう。


「オズ…おまえは他人に認めてもらわなければ、存在出来ないのか…?」


そう言い残して――…。



こうして一晩がすぎても、オズを待ち続けるアリスたち。
そこに、皆の願いが届いたかのように、オズが姿を現す。


「頼みがあるんだ、ブレイク。
バスカヴィルの民に会いたい…父さんに会いたいんだ!」


「会ってどうするんですか…?」

「お願いだ…居所を調べてほしい!」


理由を聞いても答えないオズ。
しかし、ブレイクたちはオズの真っ直ぐな願いを聞き入れ、バスカヴィルの民の居所を探し、結果…バスカヴィルの民はどうやらサブリエにいる可能性が高いことが判明した。


早速、サブリエに向かうオズたち。
そして、オズは馬車の中で自分の気持ちを話し始める……。


「今となっては、俺がこれまでやって来たことは…決して正しくなかったと思う。
現実から目を逸らしたその場限りの言葉…所詮、坊ちゃん育ちの世間知らずだったんだな…」


「何を言っているのだ?オズ…」

「俺は欠点だらけの人間…ってことさ」


父親の件で、色々と自信を無くしてしまったオズ。
そんな彼らは、馬車を降り、休息をとることに……。

元気のないオズを気にかけるギルとブレイク。
一方アリスは、少し離れた場所にいるオズのもとへ行き、
色々な話をして、再びギルたちの所へ戻ってきた。


「オズといっぱい話をしたぞ。よく分からなかった…」

「この役立たずのバカウサギがっ!」

「だったら私に任せずに、自分でオズに聞け!」

「御尤も…」


オズは、ザイ=ベザリウスに会って何をするつもりなのか……。
目的も分からぬまま一行は、100年前の悲劇の舞台・サブリエに到着する。


「オズ…おまえは一人ではない。
常に我々と共にあることを忘れないでほしい」



ギルの言葉に、笑顔を返すオズ。
一方、ブレイクとアリスは……?



「あえてここで言う辺りが…あなたらしい」

「戦いに同志は必要だからなっ」


その言葉に、照れるギルバート。


そしてオズたちが街の中を進んで行くと…遂にバスカヴィルの民たちの姿が…!


「会いたいんでしょ?坊や…君を墜としたあの御方に…」


そう言い残し、逃げさるロッティたち。
そして――オズたちの目の前に現れたグリフォン。
オズたちに攻撃を始めるグリフォンだったが…


「ビーラビットー!!」


自力でビーラビットの封印を解くオズ。
そして、一撃でグリフォンを消し去ってしまった……。


漸く姿を現すザイ=ベザリウス――。
オズはそんな父親に歩み寄り、自分の気持ちを語り始める。


「弱くて欠点だらけの俺だけど…俺は決して前進をやめない。
俺が何者であろうとも、俺の存在は他の誰でもない。俺自身が肯定する!
他の人たちが何を考え、どう思っているのか…俺には分からない。
でも俺は、恥じることなく…迷うことなくあり続ける!オズ=ベザリウスとして!!」



そう…オズの気持ちには、もう迷いはなかった。


「それだけは伝えておきたかったんだ……父さんに」


そう言い残し、オズは父親のもとを後にした。


「一人の人間を否定するのは決して楽しいことではない。
だが…奴は存在してはいけない。サブリエと…」


全ては誰かに仕組まれた、滑稽な御伽噺なのかもしれない。
謎だらけさ、何もかも…。でも俺は…今までの様に、
ただそれを受け入れるのではなく、自分の物語に書き換えたい。
時間に限りがあるかもしれないけど、そう思ったんだ…!



「オズ……全ての謎が解け、全てが終わった時…私とオズは――…」


「大丈夫。作者は俺たちなんだから!」






……ということで、アニメ・PandoraHearts終わってしまいました
(※ここから長い感想のスタートです)

最後のオズの成長ぶりに、とても感動してしまいました
謎は全くと言っていいほど解けていませんが、個人的にとても良い最終回だったと思います。

そして私たちファンを含め、キャスト陣やスタッフさんたちも、誰もが第2期をやってほしいと思っているみたいなので、本当に第2期をやってほしいですね



それに私にとって、この作品は特別なんです。
前にも書いたかもしれませんが、ある雑誌の漫画紹介コーナーにこの作品が載っていたんです。
その時に載っていたイラストを見て、この作品に興味を持ちました

そして数日後、ネットでアニメ化決定の情報が流れていたんです!!
それを知ってすぐに、コミックを全部買って読んだんです。
案の定…すぐにパンドラにはまってしまい、アニメが放送されるのを待ち望んでいました。
その間、キャスト予想をしたり、「このシーンをアニメで見てみたい!!」…なんて思ったりしながら!

その結果、ここまでパンドラにはまり込んでしまった訳でございます(笑)
今は、パンドラアニメが放送していたこの半年間がとても短く感じます

でも、パンドラのお陰で楽しみがたくさん増えたり…本当に幸せな半年間でしたよっ!!
あっ…でも、これからも楽しみは続きますよ

原作が続いていますし、アニメ第2期がやるのも願っていますし…

なんだかこのまま書き続けると、とんでもなく長くなりそうなので、
一旦ここで感想は終了させていただきます。

また後で、画集やガイドブックなどの感想を書きたいと思います!
(あと、アニメが終わったので、一人一人のキャラへの感想とかも書いてみたいです)


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とにかくアニメや漫画やゲームが大好き。それと、声優さんやアニソンも好きです!(詳しくはカテゴリーの「初めに」をチェックして下さい♪)

 

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