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第16話 英雄と少年

アニメ「Pandora Hearts」 第16話の感想です



※ネタバレ注意です





チェシャ猫の住処から脱出したオズとアリス。
しかし、二人が落ちた場所はなんと…四大公爵が集まるパンドラ本部の大広間だった――…。

「おいオズ、ここはどこだ…?」
「いや…オレも聞きたい……ってゆうか、なんでうさぎになってんの!?」
「知らん! 急に封印が解けた…」

封印が解け、黒うさぎの姿になってしまったアリス…そしてオズは、
不審者としてパンドラの者たちに追われるはめに……。

そんな様子を見ていたオスカーは、何事かと様子を見に来たレイムに頼み事をする。

「皆の手前、オレは派手に動けない。代わりに、おまえがオズたちをフォローしてやってくれ」
「えーぇっ!? 何故私が…?」

やり方は自分で考えろと言われてしまったレイムは、歩きながら必死に方法を考えていた。
そこに、突然現れた何者かによって、レイムは部屋に押し入れられてしまう……。

「だっ…誰だ!? あ…ザークシーズ? おまえ……」

…部屋にいたのはブレイク…そして空間からの脱出のため無理に鴉の力を使ってしまい、ソファで寝込んでいるギルバートだった。

二人を心配するレイムだったが、シャロンの身に何かあったのではないかと、ブレイクに尋ねられ……。

「落ち着いて聞いてくれ。…まだ公にはされていないが、シャロン様は現在行方不明だ」

それを知ったブレイクは、オズたちをパンドラ本部に落としたのは意図的で、その目的は、陽動だったということを見抜く。


そして、シャロンの行方の手がかりを追って別の部屋に入ったブレイクの目に映ったのは、

「黒い薔薇に黒の騎士…エクエスか…。ナイトレイの溝ネズミめ…!」

どうやら犯人は、ブレイクが嫌うあの人物で……。



一方、パンドラの者達に追いつめられたオズたち。
黒うさぎのままの姿のアリスは、オズの言う事も聞かず、一人で暴走してしまう。
困り果てたオズの頭の中に響き渡る声……

「アリスに戻しなさい」

その声は、オズたちの前に何度か姿を現しているジャックだった。
オズの力ではアリスに戻せないと判断したジャックは、オズに憑依し、自ら黒うさぎをアリスの姿に戻す。

そして、パンドラの者達は、オズたちを捕らえようとする……。

「私に触るな」


オズに憑依したジャックは、自分がジャック=ベザリウスであること…そして、サブリエの悲劇を起こしたバスカヴィル家の当主・グレン=バスカヴィルが死んでいないことを伝え始めた――。




一方、シャロンを誘拐したであろう犯人の居る場所に辿り着いたブレイク。

「やはりあなたでしたか…シャロンお嬢様を誘拐したのは、ヴィンセント=ナイトレイ!」

単刀直入に、シャロンを返せと迫るブレイクだったが、ヴィンセントは……

「ただ僕ね…今とても欲しい物があるんだ」
「…はぁ? 生憎私はあなたが欲するような悪趣味な物は持ってませんが…?」
「ふふ…嘘つき、嘘つきだね~帽子屋さんは……」

そしてブレイクの腕を掴むヴィンセント。
ヴィンセントの欲しい物…それは、ブレイクがチェシャ猫から奪った鈴…『アリスの記憶』だった。

「ねぇ…キミが何よりも欲した真実と、大切なお嬢様…交換しようよ? 帽子屋さん…」



そして一方、オズはジャックの憑依から解放され、気を失い部屋で寝かされていた。
目を覚ましたオズの横には、心配で付き添いをしていたアリスとギルの姿が……。
そして、窓の外に現れたのは……

「やっほー☆」
「そっかぁ~、ブレイクも戻ってきちゃったんだ……」
「何ですかその露骨に残念そうな顔は~…? それよりどうです? 一緒にお茶でもしませんか??」

ブレイクに言われた通り、お茶をすることになったオズ。
そしてブレイクは、突然オズに『ごめんなさい』と、謝りだしたのだ……。
そんなブレイクらしくない行動を不思議に思うオズ。

「どうしたの!? ブレイクが謝るなんて変だよ!ひょっとして…熱でもある?」
「ほんっと、失礼なガキだよねぇ君も

ブレイクが自分たちを巻き込むのはいつものことだと言うオズに対し、
それに見合った成果「100年前の真実」を最後に失ったことが許せないと話すブレイク。
そして、何かを知っているであろうオズに対し、ブレイクは情報交換をしようと話を持ち掛ける…。

「キミがチェシャ猫のもとで得た情報を提供してくれるなら、私もキミの質問に応じよう」

オズは、アリスの死の話、幼いヴィンセントの姿を目撃したことを正直に話した。
そして今度はオズがブレイクに質問をする。

「じゃぁ…ブレイクは何で100年前のことを知りたいの?」

「教えてあげな~い

「嘘つき~~!!」


オズをからかうブレイクだったが、一つだけオズに「ヴィンセント=ナイトレイには気をつけなさい」と、忠告をする。

「本当に…私とお嬢様をさんざんコケにしやがって!
いつか殺す…必ず殺す…絶対殺す!」


……その頃ヴィンセントは、友人たちのもとを訪ねていた。




以上、色々と見所がてんこもりだった16話
とくに、今回はブレイクがブレイクしてましたねっ☆(笑)
夜中なのに、変な笑いが込み上げて来ましたよ……(汗)
あのブレイクの声…「やっほー☆」とか、「教えてあげな~い」とか、着ボイスにしたいくらいです
あと、新しいGファンCMも最高でした☆

次回は、待ちに待ったあの子やあの人やあの人…あの人たちも登場です
そして、ブレイクとヴィンセントの取り引きや、あの感動のシーンも楽しみです☆






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